日本共産党大阪府議会議員団


府教委幹部収賄事件 全容調査と厳正処分を 再発防止の対策万全に 知事、教育長に党府議団申し入れ
 
 大阪府立高校の非常勤講師採用をめぐる汚職事件について、日本共産党大阪府議会議員団(9人)は14日、太田房江府知事と友田泰正府教育委員長に対し、府民の目線に立った厳正・公正な処分と対策を行うよう申し入れました。
 
 この事件は、府教育委員会の和佐真宏元教育監が収賄容疑で逮捕され、さらに竹内脩教育長らが贈賄側の小林昭五「上宮学園」元理事長=贈賄容疑で逮捕=から接待を受けていたことが明らかになっています。
 
 知事への申し入れには高杉豊副知事、教育委員長への申し入れには中西正人府教委理事兼教育次長が応対しました。
 
 宮原威府議団長が、▽小林容疑者ら私学関係者からの接待の有無などを数年前にさかのぼり、全容調査すること▽接待などを受けた関係者への厳正な処分▽不祥事の再発防止へ万全の対策―の3点を求める申入書を手渡しました。
 
 宮原氏らは、「マスコミから事実関係を指摘され、逃げ場を失って初めて会見して認めるなど、教育行政のトップにある人の対応ではない」「『社会勉強が足りなかった』などという人が教育長でいいのか。資質が問われる」と批判。「関係者は潔く自ら名乗り出て、責任と出所進退を示すべきだ。それが信頼回復への一歩になる」と強く求めました。
 
 高杉副知事は、教育行政への不信を招いたことを謝罪し、再発防止に取り組むとのべました。調査については、過去5年間さかのぼって行うと言明しました。

2006年2月15日付
「しんぶん赤旗」より

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(申入書全文はこちら)