 ＢＳＥ牛肉偽装事件で太田知事あての質問状を鈴木副知事に申し入れる日本共産党府議団＝７日、府庁知事応接室
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日本共産党大阪府議団（宮原威団長）は７日、太田房江大阪府知事に「ＢＳＥ牛肉偽装事件、松原食肉市場公社再編整備等についての浅田満容疑者やハンナングループと大阪府との関与に関する質問書」を出しました。
質問書は①事件にかかわる府の関与②松原食肉市場公社の民営化問題③府と浅田容疑者及びハンナングループとの関係の３つの角度から２０問の質問をしており、今月１２日までに文書で回答するよう求めています。
牛肉偽装事件にかかわる質問では、「農水省から隔離牛肉の処分についての通知を受け、府は市町村に通知したが、この通知以前に、羽曳野市や柏羽藤環境事業組合に関連して連絡などをおこなった事実はあるか」を問い、「連絡・通知などをおこなった事実がないとすれば羽曳野市議会、柏羽藤環境事業組合の議事録、また、報道は間違いなのか」とただしています。
松原食肉市場公社の民営化問題では、新会社の「南大阪食肉市場株式会社」の設立後の経営状況についてただすとともに、浅田邸での酒食の接待と手土産問題で、浅田逮捕の現時点に立って「改めてその政治的、道義的責任を感じないか」とただしています。
さらに、府と浅田容疑者やハンナングループとの関係では、太田知事が２００１年の「腐肉連」や「府同食」の新年互礼会に参加しているが、その後は出席しているのかどうかをただしています。
応対した鈴木重信副知事は、回答することを約束しました。
大手食肉会社「ハンナン」グループの責任者である浅田容疑者が先月１７日に逮捕されてから７日で２０日たちます。浅田容疑者は別の偽装事件でも再逮捕されました。
事件の真相解明と大阪府の責任ある対応が強く求められています。
２００４年５月８日付「しんぶん赤旗」より
