健康福祉常任委員会(2017年6月23日) 宮原たけし府議の質問
・住吉市民病院廃止に伴う病院再編計画について
◆(宮原威君) 日本共産党の宮原です。
最初に、確認的な質問をさせていただきたいと思います。
一月二十五日、知事は、記者会見で、現在の医療レベルは必ず守ります、南港病院の中でできないということなら、公の役割として大阪府、大阪市で今の現状のレベルは維持します、こういうふうに発言をされています。これに基づいて、健康医療部の皆さんはお仕事をされていると思いますが、これが一点。
それから、二点目に、今度の再編計画の目的なんですけど、特に南部医療圏で不足する小児・周産期医療の確保、それから二十四時間三百六十五日の救急、それから最重症・合併症母体の対応、それから住吉市民病院の医療機能を引き継ぐ、この四点だということは間違いありませんか。
◎保健医療企画課長(中原淳太君) 現行の病院再編計画は、住吉市民病院が廃止された後も、地域における医療連携体制の維持確保を図り、地域住民に適切な医療を提供するために策定したものでございまして、この考えを基本に病院再編計画の見直しを行ってまいります。
次に、二点目の四点の内容についてですけれども、大阪市南部地域におけます小児・周産期医療の確保につきましては、再編計画の見直しの中で検討してまいります。
また、二十四時間三百六十五日の小児救急への対応や最重症・合併症母体等への対応の強化につきましては、現行の再編計画におきましても、住吉母子医療センターにおきまして実施することとなっております。
これまで、住吉市民病院が担ってまいりました医療機能につきましては、再編計画の見直しに当たって、大阪市とともに、府市両病院機構を初め民間病院等への協力依頼を行い、未受診妊産婦の受け入れなどしっかりと継承できるよう早急に検討を行ってまいります。
◆(宮原威君) 次も確認的な質問なんですけど、個々の問題に行く前に、大阪市の南部医療圏というのはどういう地域かということについて、大阪府が保健医療計画なんかでも書いているし、今度の再編計画でも書いているんですけど、三つほど確認したいと思うんですけど、資料一をごらんいただきたいと思います。
分娩件数と出生数の比率ですけど、これは一番最新のを出してくれと言うたんですけど、出ませんでしたから、二〇〇九年度まで、これが再編計画のデータになっていますので、そのまま出しておきました。
北部は一〇八・六、東部は一〇一・三、ところが南部は七三・七。要するに、南部は、四人に一人以上が南部以外で子どもさんを出産されているんですね。
それから、お産ができる医療施設も、大きくというか、ある程度減っています。これは、資料二を見ていただいたらわかります。これは、再編計画からも減っているということです。共産党独自の調査です。
それから、住之江区は、民間病院が一つでベッドが七つ、西成区にはもちろんないんですけど、住吉は、新しく妊娠された方は、もう受け付けができませんから、そうなっているんですが、そうすると六百件から七百件、住吉がやってたやつはどこ行くのかなと思うんですけど、少なくとも南部地域は、お産の機能がほかの地域に比べて非常におくれている。
それから、小児医療ですね。小児科病棟は七百九十六、大阪市内ではございます。ところが、南部は百三十四。大阪市内の人口でいいますと、大体半分しかないんです。半分ですよ。
だから、大阪府の保健医療計画にも、こういう記述があるんです。大阪府の保健医療計画ですよ。特に平野、東住吉において小児人口が多いにもかかわらず、小児科の入院機能を持つ病院がなく--ずっと続きまして、中野とか沢之町の休日急病診療所というのは院内トリアージが必要だと。要するに、来られた人たちを全部受け入れることはできないと。重い人から受け付けて、それ以外の人は受け付けることができないというふうに、南部だけ具体的な問題というのは指摘をされているんです。
資料三、小児救急--小児救急も、北部から北部、これは七八%です。西部から西部は四七%、東部から東部は四一%。ところが、住吉市民病院が週二回やっていた二〇一〇年でさえ、南部は三三%なんです。三人に一人しか南部に行けてないんです。再編計画でも、南部は一番搬送に時間がかかると、こういう記述がございます。
この点で、こういう南部で産科、小児科、小児救急、いずれも大阪市内の中でも特別におくれている地域だと、だから再編計画をするんだというふうに文章では読めるんですけど、その現状についての認識はどうですか。
◎保健医療企画課長(中原淳太君) 現行の病院再編計画につきましては、住吉市民病院が廃止された後も地域における医療提供体制を維持確保するということが大事だということで、その上で必要な医療を提供するために策定したものと認識しております。
具体的な御指摘がございました件につきましてですけども、現行の再編計画におきましては、南港病院は、急性期・総合医療センターとの役割分担のもと、正常分娩や一次医療を中心としました小児医療など、市南部地域においてなお不足する小児・周産期医療の充実を図る病院として位置づけておりました。
今回の再編計画におきましては、分娩件数のその後の推移も踏まえまして見直しをする必要があると考えておりますが、現行の再編計画におきましても住吉市民病院が担っている産科の医療機能につきましては、住吉母子医療センターが引き継ぐこととなっております。
小児救急の件につきましては、現行の再編計画では、HCUやGCUといった小児科の高度医療に対応するための病床増床を行いまして、救急重症小児患者への対応強化や救急搬送患者の受け入れ体制の充実を含め、機能強化を図ってまいりたいと考えております。
◆(宮原威君) 問題をすりかえられているというか、答えられていないと思うんですけどね、こういうことなんですね。南港病院が来たとしても、南部の産科、小児科、小児救急のおくれは、現状維持よりも後退するんです。なぜなら、住吉は、週二回救急やっていたからですよ。南港は、やれる体制ないですから、救急は。通常分娩は、できるかもしれませんけど。
だから、再編計画ですら、実はおくれている南部のこの医療機能が、さらに後退するんです。それで、南港が、また来なくなったという時点なんですから、もうほんまに二重三重に重大なんです。そのことは、もう指摘をしておきます。
次に、産科の問題について--二〇一一年には、十六個あったお産のできる医療機関が、今十三に減っています。ベッド数も、かなり減っています。これで千二百件やるのだと簡単におっしゃいますが、母子共同センターで。当然あそこは坂です。出産のときだけ行くわけじゃないですから、通院も行かなあかんです。車のない人はどうするのかというようなことが、当然地域からは不安の声が出ています。私がお会いした人でも、自分は車がないと、旦那さんなんかが仕事の差しさわりがないときは連れていってくれるが、なかなかそうはならない。坂を上っておなかに子どもを抱えて行けないというようなこともございました。
だから、その通常分娩でさえ、実は母子共同センターでできない、南港がなくなった中で。これは、どうするおつもりですか。
◎保健医療企画課長(中原淳太君) ちょっと繰り返しになって恐縮なんですけども、現行の再編計画につきましては、住吉市民病院が廃止された後も、地域における医療提供体制の維持確保を図り、地域住民に適切に医療を提供することが重要ということでございます。その上で、今御指摘のございました産科の件ですけども、今後の再編計画につきましては、分娩件数のその後の推移を踏まえまして見直しする必要があると考えております。
現行の再編計画におきましても、住吉病院が担っております産科の医療機能につきましては、住吉母子医療センターが引き継ぎということになっております。
◆(宮原威君) そしたら、南港が来なかったわけですから、南港の分も母子共同センターで引き継ぐんだと。それは、いろいろ生活するのに大変な人は、車がない場合は、もう坂でも何でも上がってこいと、こういうわけですな。
◎保健医療企画課長(中原淳太君) これにつきましても、御指摘の点、非常に重要と考えておりまして、その点も踏まえまして、今後の再編計画の見直しにおきまして、分娩件数の推移等を踏まえまして見直していきたいと考えております。
◆(宮原威君) それは、強く求めとくよ。母子共同センターでやるのだというのは、だめですよ。もちろん、それはそれである程度したらいいでしょうけど、やっぱり産科を受ける、南港がいなくなったんだから、それはもうぜひお願いしておきます。
それから、小児科ですね。もともと、南部全体は、大阪市内の半分ぐらいしか小児科がない、子ども当たり。これは、御承知だと思いますが、これが再編計画で住吉がなくなる、南港が来ないんだから。小児科の機能が、あの地域の住民から見たら、さらに大きく後退すると思いますけど、それはどうするおつもりですか。
◎保健医療企画課長(中原淳太君) その点につきましても、再編計画の見直しの中でしっかり検討してまいりたいと考えております。
◆(宮原威君) 事は、急を要してるんやから、関係者の皆さんと相談する--相談するばっかりでは、どうしようもないんですけど。
それから、救急ですね。これは、例えば単に子どもさんの救急というのは、私は、地域でもお伺いをしてまいりましたけど、例えば体調を崩したときに自力で復活できない、軽度の感染症でも食べられない、飲めないというようなことで脱水症状になる、どうしても回復には点滴が必要だと、こういう救急もあるんですよね、子どもさんの救急ですから。
そういうことも含めて、大きく後退するということがはっきりしているのに、これも関係者とこれから相談するという答弁なんですか。
◎保健医療企画課長(中原淳太君) 小児救急の対応につきましては、住吉母子医療センターのほうに機能統合するという中で、一定機能強化を図ってさせていただくというところで対応させていただこうということが基本と考えております。
◆(宮原威君) もともとは、第三次なんじゃないですか。そうすると、皆さん今言われているのは、住吉の母子共同センターで二次も受けるということなのか。それは、ちょっと確認させて……。
◎保健医療企画課長(中原淳太君) 急性期・総合医療センターにつきましては、救急指定ですけども、二次と三次両方持っております。
◆(宮原威君) そうすると、住吉があった段階でも三三%だった、受け入れは。住吉がなくなったというか、今はもう救急を受けていませんから、当然最新の数字があるはずなんですけど。この間の議論で、実はこの出している資料が何で古いかといいますと、新しい資料を出してくれといって、もう十日ぐらい前から言うたんですけど、結局、出します、出しますと言って今日に至ったんですが、これらの資料で最新の状況というのは--できるだけ最新でいいですから、一昨年度とか昨年度とか、緊急に出していただくということは、お約束できますか。
◎保健医療企画課長(中原淳太君) 今委員から御指摘のありましたデータの更新ということにつきましては、まさに再編計画そのものの土台となるものということで、我々は、今医療機関に対しまして、それを照会調査をしている段階でございます。当然のことながら、再編計画をまとめていく中で、その数字をきちんと精査したものを固めていくということになりますので、それが固まった上できちんとお示しをさせていただきたいと考えております。
◆(宮原威君) 固まらなくても、少なくとも情報については出してください、それが議会に対する礼儀だと思うから。再編計画自体は、それは固まらんかったら出せないかもしれませんけど、情報自体は、基礎データ自体は……。
住吉市民病院が担ってきた機能を引き継ぐとよく言うんですけどね、僕は、不思議なんですけど、どこを読んでも重度心身障がい者の医療をこうするとか、それから発達専門外来をどうするとか、それから児童虐待の被害児の一時保護をどうするとか、やりとりでは出てくるんですけど、もともとの再編計画だとか、住吉市民病院がやっていた機能だとかいうことのところには、そういうことは一切書いてないんですが、それはどこに書いてあるんですか。住吉市民病院の重度心身障がい者の医療を引き継ぐとかそういうのは、どこの計画にもともと書いているんですか。
◎保健医療企画課長(中原淳太君) 計画に詳しく書かれている点と書かれてない点があるというところも、御指摘のとおりだと思います。
具体的な計画としましては、病床をどういう形で展開していくのか、民間病院と急性期・総合医療センターの役割分担をベースに再編計画を定めさせてもらっております。その上で、詳細なことにつきましては、大阪府、大阪市、府市の両病院機構のこの四者で協議を重ねていまして、その協議の中で詳細を確定させていくということをさせていただいております。
現時点で申しますと、今御指摘ございました発達障がい外来につきましては、急性期・総合医療センターに、現在、住吉市民病院でそれに従事されていますお医者さんを派遣していただくことで、きちんと引き継ぎをさせていただくと考えております。
それと、児童虐待被害児の一時保護受け入れにつきましては、これは急性期・総合医療センターのほうで引き継ぎをさせていただきます。
重症心身障がい児の高度な医療的ケアを必要とする重症児のレスパイト入院につきましては、住吉母子医療センターが引き継ぐこととしております。
◆(宮原威君) もう一回聞くと、重度心身障がい者の治療というのは、協議中じゃなくて、もう住吉母子で引き継ぐということなんですか。それでいいですか。
◎保健医療企画課長(中原淳太君) ちょっと言葉が非常に似通っていて混乱をさせてしまったかもしれませんけども、一つは、先ほど申しました高度な医療的ケアを必要とする重症児のレスパイト入院というものでございます。これは、医療のお話です。
先ほど御指摘いただきましたのは、福祉的な事業として一時入所される場合のお話だと思いますので、そちらにつきましては、御指摘のとおり、現在、受け入れ先等々につきまして大阪市とも協議をしながら状況把握した上で、今後は民間病院との協力依頼も含めて対応していくというところでございます。
◆(宮原威君) 要するに、本来は再編計画にきちんと具体的に書かなあかんことを先送りしてほとんど書かなかったんですよ。それで、後で四者で議論すると。
手紙をいただいている人で、こういう人がいらっしゃいます。たんの吸引なんかを夜中にやらなあかん、そうすると大変な苦労ですよね。それで、レスパイトの入院が必要になる、あるいは自分の手に負えなくて救急の入院が必要になる。
今、高度なのは引き受けると、しかし福祉的なのは協議中だと--何が協議中ですか。今ここに至って、なおかつ受けるところがないということをあなたは平気で言っているわけですよ。これは、人道問題ですよ。命をつないでいるんじゃないですか、それで。そういう人たちを受けるところは、いまだに協議中だと、それは福祉だと、そんな簡単なものじゃないですよ。命にかかわるんです。
◎健康医療部長(藤井睦子君) 委員おっしゃっています具体的な例えば重症心身障がい児のレスパイト入院等について、医療再編計画に記載がないではないかという御指摘、これにつきましては、具体的な住吉市民病院廃止に伴う四者ですね、市民病院機構と府立病院機構、府市の協議の中で、具体的に個別の患者さんの実態も含めて、どういうスムーズな移行を行うかという協議の中で整理をしてきたものでございます。
ただ、おっしゃいましたように、平成三十年三月の市民病院機構の廃止に当たりまして、患者の皆様、地域の医療に支障がないように進めるということは、非常に重要なことでございますので、次回の再編計画の見直しに当たりましては、この十一機能の引き継ぎ先について再編計画の中でも記載をしてまいりたいと思います。
また、いろいろ御心配いただいた点につきましては、住吉母子医療センターに非常に高度な周産期・小児医療が集積されるという点も踏まえまして、新たな再編計画を策定してまいりたいと考えております。
◆(宮原威君) 時間がないのでもう次に行きますけど、ただこの点は、知事も吉村市長も、繰り返しそこは責任を持つと言っていただいているんですね。確かに、具体策が見えないのに責任を持つと言われても、私はちょっと困るから、先ほども言葉を荒らげたんですが、しかし知事も市長も、ここは責任を持つと繰り返しおっしゃっておられるんです。ぜひ、実際に具体的な案を早急に出してください。
それから、提案をちょっとしときたいと思います。
結局、一つは、身近で出産できる機会を身近に保障する、これ一つです。それから、小児科は、今を維持するんじゃなくて充実をする。それから、小児救急も充実をする、一番おくれているんですからね。せめて、大阪市内平均までは行く。それから、重度心身障がい者の医療の保障、今御答弁がございました。それから、五番目が、生活困難やDVや児童虐待などへの対応をちゃんとする。
この五点を踏まえて再編計画はつくっていただきたいと思いますが、それはそれで異議ないですか。
◎保健医療企画課長(中原淳太君) 再編計画の見直しに当たりましては、現行の計画でも掲げております地域における医療体制を維持確保し、地域住民に適切な医療を提供する体制というものを確保していくということが大事ですということですので、それを基本にきちんと見直しを図ってまいりたいと考えております。
◆(宮原威君) 二つ、ちょっと追加で聞いときたいけどね、僕は五つ提案してん。その五つは、皆含まれると考えていいのかどうかということと、それから繰り返し、再編計画は今不足しているから充実させるということなんですけどね、維持じゃないんですよ、充実させるということも、物によっては入るということでいいんですか。その二つ、確認させてください。
◎保健医療企画課長(中原淳太君) 具体的に御提案のありました五点の内容につきましては、御指摘の点を受けとめまして、きちんと見直しの中で検討してまいりたいとも考えております。
それと、充実というお話につきましては、もちろん最初に掲げましたように、充実させる部分、住吉母子医療センターのほうで機能集約する等の医療充実のこともしっかり考えてまいりたいと考えております。
◆(宮原威君) 最初に、知事の発言を紹介しましたが、大阪府と大阪市の公的責任で、南港ができなければ、これは一月ですから、まだ南港が来るという前提ですけど、できない分は、府と市の責任でやるんだと言われたんですね。住吉母子には、政策的な医療は三億円を上限だと書いてあります、協定書には。
それから、違う経過があって否決をされたので、僕は、ちょっと最初の維新の方の質問とは趣旨が違うので、別に議会の責任と思いませんが、ただそれにしても、四億八千万円大阪市が南港に補助する、それから残りの七億円は三十年間で無利子で融資をするという、かなり法外な支援の条件を出されたんですかね。
いずれにしても、大阪府も大阪市も、ある程度金を出すつもりだったのよ。ということは、この五つのことをやろうと思えば、当然大阪府や大阪市が、公的な責任を持って財源の面でも--全部かどうかは別にして、ある程度裏打ちをするということがないとできないはずなんですけど、そういう公的な財政の支出ということについて、協定書に書いている三億以外に今検討する用意はおありですか。
◎保健医療企画課長(中原淳太君) 予算につきましては、実際に提供します医療の内容等々確定しておりませんので、担当部署と今後その機能を詰めた上で議論をしていくことになると考えております。
◆(宮原威君) ぜひ、その点は、南港に出す金はあっても府民に出す金はないよというようなことにならないように、きちんとお願いをしときます。
次に、厚生労働省との関係なんですけど、厚生労働省に皆さんまだ南港が残っているときに行かれたときに、報告を皆さんからいただきました。しかし、そこでは、計画どおりちゃんと進めてくれと、補助金が否決された段階で言っているんですね。言われていますよね、皆さん繰り返し。計画どおり進めろと、空白つくったらあかんと、産科と小児科で二十六床、それ以外で、それも入れて百床ですけどね。
そういう単に説明責任だけでなくて、厚生労働省は、再編計画に同意したんだから、これより後退したらあかんよという趣旨のことを繰り返し言われていると思うんですけど、その点は、きちんと厚生労働省の言われていることを正面から受けとめてやるというつもりですか。
◎保健医療企画課長(中原淳太君) 再編計画につきましては、当然のことながら、厚生労働大臣の同意が必要ということになりますので、しっかりと協議をしてまいります。
◆(宮原威君) 言うとくけど、厚生労働省のハードルは高いよ、今度は。最初に無理をしたから余計にね。今度は、約束を守ってちょうだいよということになるに決まっているんですから。これは、国会で辰巳議員が質問したことについても塩崎さんも、それから神田さんという局長も繰り返しそういう趣旨は答弁されています。それは、もうぜひ事前にも言っていますので、もう時間ないので繰り返しませんけど。
最後に、医療関係者とか地元住民との懇談、これは自民党さんからも、知事や大阪府の健康医療部の幹部は出るべきだと言われました。僕も、全くそのとおりで、これ質問通告もしてたのであれなんですけど。毎回毎回出るとは限りません。しかし、再編計画のときは、少なくとも八回説明会をやっているんです。それ以上の説明会をやるということと、それから知事並びに部長が、ぜひ御出席をいただくということと。
それから、日ごろ物が言いにくい人、物が言いにくい人たくさんいるんです。説明会にも来られないという人もたくさんいるんです、ダブルワーク、トリプルワークで。そういう人たちの声も聞くということ、これについて答弁をしてください。
◎健康医療部長(藤井睦子君) 委員御指摘のように、住民の皆様含めてきちんと説明するというのは、非常に大切なことだと思っています。
七月一日につきましては、南港病院自体の経過について事業主体である大阪市のほうからまずは御説明いただきたいと思っています。ただ、再編計画の内容につきましては、大阪府健康医療部も含めてきちんと説明をさせていただきたいと思っています。
知事の御出席についても、知事とも御相談をしたいと考えております。
◆(宮原威君) 時間が来ているようなので、最後に要望だけしときます。
南部医療審議会は、早急に開いてください。それから、きょう聞いて協議中だと、これからだという答弁が、随分具体的なものについては多かったので、これはもちろん議会の側でも相談せなあかんことですけど、引き続きこの問題は継続的に審議するということと、それから、あと私は、知事やそれから府立病院機構の代表の方が出席の上で、きちんとこういう議論をすべきだということも、これはお願いと要望して終わりたいと思います。どうもありがとうございました。
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