請負企業にパーティー券
府議会委で宮原議員
知事の姿勢を追及
知事に迫る宮原議員=21日、本会議
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日本共産党の宮原たけし府議は20日の総務委員会で、太田房江知事の政治資金集めのパーティーについて知事に質問しました。太田知事の選挙確認団体でもある政治団体「21世紀大阪がんばろう会」をはじめとする、後援団体は、これまで5回の政治資金集めのパーティーを開催。01年、02年にそれぞれ一度ずつ開催したパーティーでは計約3600万円(経費を差し引いた収入計約2000万円)を集めており、パーティー券を購入した企業の中には、府と請負関係にある企業も含まれています。
宮原議員は、今年すでに3回のパーティーが開かれるなど、これまでのパーティー開催状況を記した一覧表を提示。今年1月と6月に開催されたパーティーの収支等は示せるはずで、積極的に明らかにすべきだと質問しましたが、知事は、主催団体の決算が確定していないとして、明らかにしませんでした。
宮原議員は府の請負企業がパーティー券を購入し、その資金が選挙に使われるという、こういう政治資金の集め方は、たとえ法には違反しなくても、不適切ではないのかとただしました。
知事は、パーティーによる収入は、「法律上寄付には該当せず、府との請負関係の有無が問題になることはない」との答弁を繰り返し、不適切との認識は示しませんでした。
2003年10月10日付