"イオンモール進出で小売業は壊滅的打撃" 

府議会委 


岸上議員、知事らただす 


"りんくうタウン"


写真
知事らただす岸上府議=16日、府庁



    日本共産党の岸上しずき府議は、16日開かれた府議会企業水道常任委員会で、大型複合商業施設イオンモールのりんくうタウンへの進出問題で太田知事、鈴木副知事に質問しました。
 イオンモールの進出については昨年、太田知事がトップセールスで進出を要請。イオン側からアクセス道路として都市計画道路・信達樽井線の整備が条件として出されました。今年9月、泉南市長は、道路整備予算65億円のうち5億6000万円を市長専決で決定しましたが、泉南市など地元紙の小売商業者団体からは9月30日、連名で「壊滅的打撃をうける」との内容で要望書が提出されるなど進出への不安は大きく広がっています。
 これに対し太田知事は、「総合的に考えて、誘致は府にも地元市にも利益があると考えている」などと答えました。
 岸上議員は、信達樽井線の整備に関する知事と泉南市長との「覚書」(2月)で、「府は市に対して特段の配慮をする」とし、市長も「鈴木副知事が、市が整備に伴い準用再建団体転落の危機に陥る場合は特別な財政支援を約束している」と述べていることを指摘。「財政健全化資金貸付金をうけている他の自治体とは違う特別な扱いをするのか」と追及しました。
 鈴木副知事の答弁では、ほかの自治体と変らないことが判明。岸上議員は、「引き続き、まちこわしを許さず追及していく」と述べました。



2003年10月21日付
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日本共産党大阪府議会議員団