府議会が開会
知事 医療助成改悪を合理化
9月定例大阪府議会が26日開会しました。会期は10月21日までの26日間です。 太田知事は、一般会計9億4000万円の9月補正予算案をはじめ、14カ所の保健所支所を廃止する条例など40件の議案を提出しました。
府議会では、府保健所14支所の廃止や、老人医療費助成制度の大枠廃止をはじめとする府福祉医療の大改悪(「大阪府健康福祉アクションプログラム素案」)、夜間定時制高校を14校廃校し半減させることなどを盛り込んだ府立高校つぶしの全体計画案などが重要な論点となります。
この日の開会本会議で知事は、「より医療の必要度の高い方への重点化や、無理のない範囲で一定の負担をいただく」などと発言。月4万円台の収入が大半の年金生活者からも、65歳―69歳は医療費を3割負担にするなどの医療費助成制度の改悪を合理化し、府民の実態をまったく見ない姿勢を示しました。
また、府立高校つぶしについては一言もふれませんでした。
◇
日本共産党の代表質問は、10月3日午後1時から宮原威府議、一般質問は同6日午後3時ごろから奥村健二府議が行います。
2003年9月27日付