排ガス黒煙低減装置「マグパワー」発明者の野里清氏と支援者の北村卓氏を迎えた説明会が9日東大阪市内で開かれました。日本共産党の和田正徳府議事務所、布施、東大阪東部の両民主商工会の経営対策部、東大阪金属加工グループヒットの共催。
10月1日からのNOx(窒素酸化物)、PM(浮遊粒子状物質)規制法施行で、規制をクリアしないディーゼルエンジンを搭載した車は大阪や東京などの市街地を運行できなくなります。使用者は車の買い換えや廃車を迫られ大きな問題になっています。既存車に装着できる装置の開発が待たれていました。「マグパワー」はディーゼルエンジンからでる黒煙をカットする装置で、装置に液体燃料を通過させることで、静電気が発生し液体燃料は、空気中の酸素と結合状態が極めて良好となり確実な完全燃焼が実現するというものです。
野里氏は、1976年から黒鉛減少装置に取り組み、日本と世界各国に特許を出願している経過を報告。
北村氏は、「マグパワーは、世界的に需要のある開発製品。中小企業の技術を残す上でも中小企業で製造してほしい」と訴えました。
参加者から、「現在の装置は1台200万円と聞いている。使用者は新車を購入すべきか悩んでいる。低価格のマグパワーは朗報」などの感想が聞かれました。
2003年7月12日付 |