「核兵器なくそう」「イラク特措法案に反対しよう」のシュプレヒコールがひびきます。4日、2003年国民平和大行進の東京−広島コースは、大阪府入りして5日目を迎えました。大阪市内では、メーンコースの行進と同時に5つの網の目コースの行進が、大阪市内すべての行政区を通って市民に呼びかけました。
大阪市内の全区で
メーンコースは、午前9時に住吉区役所を出発し、阿倍野区、天王寺区、中央区(大阪府庁)、北区(大阪市役所)、都島区の各区を通って午後5時、旭区役所に到着しました。
参加者は沿道から声援を受けながら元気よく行進。「青い空は」などを合唱しました。沿道には、手を振りながら声援を送る人たちの姿が見られました。
大阪府庁前の大手前遊歩道出発集会で、全大阪労働組合総連合の植田保二事務局長は、今年の原水爆禁止世界大会には、大阪からも、青年が大挙して参加しようという運動が広がっていると指摘。「私たちは大きな確信をもって、これからの平和運動、憲法の改悪阻止の運動を展開することが重要だと思います」とのべました。
連帯のあいさつで、日本共産党の小谷みすず府議は、イラク派兵法案の強行採決を厳しく批判するとともに、「21世紀は戦争のない、核兵器のない平和な世界をみなさんと一緒に築き上げたいです」と訴えました。
住吉区から大阪市役所前まで参加した住吉区の男性(27)は「平和行進に参加し、見たり聞いたりして、学習したいと思い参加しました」と話していました。和泉市の女性(28)は「平和行進に参加するのは初めてです。今、イラク戦争など、戦争で解決か、平和的解決かが問われていますが、平和的解決を訴えたい」と話しました。兵庫県西宮市の男性(26)は「戦争はアカン。日本が戦争することに反対します。戦争をしない国、日本に戦争を持ち込まないでほしい」とのべました。
2003年7月7日付