トラックなどのディーゼルエンジンから排出される窒素酸化物(NOX)や粒子状物質(PM)などの有害物質を軽減し、燃費も向上させる装置を大阪市内の製造業者が開発しました。
10月1日からのNOX、PM規制法施行で、規制をクリアしないと大阪、東京などの市街地を運行できなくなるため、運送業者らはトラックの買い替えや廃車を迫られるなど大きな問題になっています。既存のディーゼル車に装置できる有効な後付装置の開発が待たれています。
3日には、装置の開発関係者が、府商工労働部と環境農林部に出向き、装置の内容などを説明。
同席した日本共産党の和田正徳議員は、「環境や10月からの規制にかかる運送業者の営業の助けにもなるはず。個々の業者の問題ではなく、大阪の中小製造業者による生産ができれば、大阪経済のかさ上げにもつながる」と話しました。
2003年7月4日付
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