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SACHICO請願不採択 大阪府議会 自公維などの反対で

 大阪府議会本会議で16日、性暴力救援センター・大阪SACHICOの存続と体制強化を求める請願は維新、公明、自民などの反対で不採択となりました。
 請願は、府の責任で活動拠点を速やかに確保し運営費用を保障することや、公的な病院を拠点とするワンストップ支援センターを設置することを求め、4万8463筆の署名が提出されていました。
 唯一、請願の紹介議員となった日本共産党の石川多枝府議はコメントを発表し、「採択に力を尽くしたが、極めて残念」と強調。吉村洋文知事が「病院拠点型では病院の負担が過大になる」として拠点を病院に置かない連携型への移行を示しているが、「SACHICOが行ってきた24時間相談や心のケア、診療・投薬・検査・手術、証拠採取・保管などは病院拠点型だからできることだと指摘。府がやるべきは病院拠点型を堅持・拡充し、国にも働きかけて財政的・人的支援を抜本的に強めることだとし、「府民の願いと手をつなぎ、府に支援強化を求めていく」としています。



「しんぶん赤旗」2024年12月17日付より

石川府議のコメントは以下の通りです。

「大阪SACHICOの存続と体制強化を求める請願」の不採択にあたって

2024年12月16日
日本共産党大阪府議会議員団
石川 たえ

 「性暴力救援センター・大阪SACHICOの存続と体制強化を求める請願」が、本日の府議会本会議で維新、公明、自民などの反対で不採択となりました。私は府議会議員でただ一人この請願の紹介議員となり採択に力を尽くしましたが、この結果は極めて残念です。
 吉村知事は、「病院拠点型ではその病院にかかる負担が過大になる」と繰り返し述べ、拠点を病院に置かない連携型への移行を示しています。しかし、これまでSACHICOが行ってきた、ワンストップでの24時間相談や心のケア、診療・投薬・検査・手術、証拠の採取・保管などは、病院拠点型だからこそできることです。政府も全国で病院へのワンストップセンター設置を進める方向を示しています。
 府が行うべきは、SACHICOを病院から離すことではなく、請願が求めているように、府立病院などの公立・公的病院に設置するなど病院拠点型を堅持・拡充し、国にも働きかけて財政的・人的支援を抜本的に強めることです。
 数か月という短期間で5万人近い請願署名が集まったことは、SACHICOの存続と発展を願う府民の強い思いを示しています。この思いと手をつなぎ、私はこれからも府に性暴力被害者支援の強化を求めていきます。





   


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