１２日に開かれた１１月定例大阪府議会の閉会本会議で「大阪・関西万博推進特別委員会」の中間報告が行われ、同委員会委員長（維新）は万博開催への危機感をあらわにしました。
　本会議では、特別委員会の中間報告を行うことを日本共産党以外の賛成で承認。委員長　は「成功に向けて精力的に委員会を開き、効果的な推進方策の調査研究を行っていく」と強調。中止を求める世論の高まりや府議会内での公明党などの動揺が背景にあるとみられます。
　議案採決にあたっての討論のなかで各党は、「会場建設費の上振れは一定の理解はするが、精査、情報共有のタイミングの遅れは適切でなかった」（維新）、「万博は無事に開催できるのかという不安の払しょくと機運の醸成へ関係者が一丸となるとき」（自民）などと発言。公明は「費用の具体的削減策を提案し、府民負担を少しでも減らし、懸念払しょくを」と述べました。