子ども検査キット無償配布へ 臨時発熱外来も開設/党府議の提案実る 大阪府
日本共産党の石川たえ府議が9月議会で提案した発熱外来センター開設と全世帯へのコロナ検査キット配布に関わって、大阪府は27日、「出張型臨時発熱外来」の全市町村への開設と子どもへの検査キット無償配布を行うと発表しました。
「出張型臨時発熱外来」は、市町村が設置場所を確保し地域の医師会が医師を派遣するとしています。1カ所につき府が体制整備費として上限300万円、運営経費として1日当たり上限13万円を補助します。
子どもへの検査キット無償配布は9歳以下が対象。個人もしくは保育所や学校などからの申し込みをインターネットで受け付け、子ども1人あたり2キットを配送します。
石川府議の話
冬に向けコロナ「第8波」と季節性インフルエンザが懸念される今、今回の府の対応は重要です。
ただ、府は「出張型臨時発熱外来」の設置期間を11月中旬から2月中旬のうちの1カ月半程度としていますが、発熱外来のひっ迫は繰り返し長期間に及んでおり、もっと継続的に開設する必要があります。
検査キット無償配布も、申し込み期間が来月4日から30日までと短く、大幅に延長するとともに10歳以上の子どもや高齢者・成人にも対象を広げるべきです。また高齢者施設職員などに実施している定期頻回検査を保育士や教職員にも実施する必要があります。
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