若者の人生狂わせる 力ジノ誘致中止迫る 内海氏 大阪府議会
日本共産党の内海公仁大阪府議は14日の府議会教育常任委員会で、カジノで若者が人生を狂わせないためにカジノの誘致はやめるべきだと主張しました。
吉村洋文知事は今議会で、反対多数の府民の声に背を向けて大阪市此花区の人工島「夢洲(ゆめしま)」にカジノを誘致する整備計画の国への申請を強行しようとしています。
内海氏は、計画では10年後にはカジノが開業されており、いまの小中学生が絶好の客として狙われる危惧を表明。人生も家庭も破壊するギャンブル依存症の危険性、依存症は病気であることを子どもたちに正しく教育するよう求めました。
府はスマートフォン等の依存への取り組みを進めているとの答弁にとどまったため、内海氏は、ギャンブル依存症への教育をしっかり行うとともに「カジノで人生を狂わせてしまう若者を大阪からつくりださない最大の保証はカジノを夢洲につくらないことだ」と主張しました。
過密・過大が深刻な支援学校について、地元の東大阪市の子どもたちが小中学部は八尾支援学校、高等部は過密対策のため東大阪市、四條畷市、大阪市生野区、羽曳野市の4カ所に分散し、通学区変更が繰り返されていると指摘。「子どもと親は耐えられない。東大阪市に知的障害支援学校の設置を」と求めました。
府は「来年度の調査検討で、(国の)設置基準への適合に必要となる方策等を検討する」と述べました。
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