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大阪府で123病床削減 維新、病院つぶしに「前向き」

 自公政権の「病床機能再編支援」に関わって2020年度に削減された3401病床のうち、大阪府内の病床が123床を占めることが分かりました。うち急性期が104床、コロナ治療に重要な公的病院が85床です。
 今年度以降も、府と医療機関とで削減が検討されている病床が現時点で260床程度にのぼっています。
 これに加え、府は急性期病床などを、より看護師数が少ない回復期病床などへ転換した医療機関に補助金を出し、病床転換を進めています。昨年度だけで急性期病床は4医療機関125病床、慢性期病床は1医療機関29病床が回復期病床に転換しています。
 吉村知事は、自公政権の公立・公的病院つぶしを「前向きに進めていきたい」と表明(19年12月)。コロナ禍でも「回復期病床の確保は不可欠」(21年3月)とのべ、姿勢を改めようとしていません。




「しんぶん赤旗」2021年10月28日付より


病床機能再編支援にかかわる削減病床数(2020年度分)

病院名

削減病床

給付金

高槻赤十字病院(高槻市)

急性期45

82,080千円

大阪府済生会富田林病院(富田林市)

急性期40

72,960千円

道仁会道仁病院(寝屋川市)

急性期7

9,576千円

淳康会堺近森病院(堺市)

急性期12

21,888千円

田ノ口診療所(枚方市)

慢性期19

42,864千円

 合 計

急性期104床、慢性期19

229,368千円



   


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