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臨時議会などでコロナ対策議論を 共産大阪府議団 府議会運営を議長に提案

 日本共産党の石川多枝、内海公仁両大阪府議は3日、5月議会で選出された鈴木憲議長(大阪維新の会)、杉本太平副議長(自民党)に「大阪府議会の運営についての提案」を提出し、懇談しました。
 提案では、府議会は新型コロナの感染拡大から府民の命を守るとともに、自粛と休業要請の繰り返しによる府民生活と生業(なりわい)の未曽有の落ち込みを食い止める重大な責務があると強調。暮らし、経済向上の施策立案・推進、多様な府民の意見の反映、府政チェックなどの役割を果たすためには議員の発言機会の保障や少数意見の尊重など、公平・公正な議会運営が不可欠だとしています。
 具体的には、▽新型コロナの感染状況に応じて臨時議会等を適宜開催する▽議会改革検討協議会に複数議員が所属するすべての会派を正規の委員として加える▽本会議での議案採決時の討論を全会派に認める▽議会選営委員会と政務調査委員会への少数会派のオブザーバー参加を認める-を提案しています。
 鈴木議長は「副議長とともにしっかり議会運営していきたい」と述べました。




「しんぶん赤旗」2021年6月5日付より

提出した「大阪府議会の運営についての提案」は以下の通りです。

2021年6月3日

大阪府議会議長   鈴木 憲 様
大阪府議会副議長  杉本 太平 様

日本共産党大阪府議会議員団
石 川  た え
内 海  公 仁

大阪府議会の運営についての提案

 いま大阪府および府議会には、さらなる新型コロナウイルスの感染拡大から府民の生命を守るとともに、繰り返す自粛と休業要請による府民生活と生業の未曽有の落ち込みを食い止める、緊急かつ重大な責務があります。
 その責務をはじめ、暮らしと経済を向上させる施策を立案し推進するとともに、多様な府民の意見を府政に反映させ、府政をチェックするという府議会の役割を果たすためには、議員の発言機会の保障や少数意見の尊重など、より公平・公正な議会運営が不可欠です。
 よってわが党は、下記事項の速やかな実施を提案します。

1 新型コロナウイルスの感染状況に応じ、大阪府としての対策を議論・検証するために臨時議会等を適宜開催する。

2 議会改革検討協議会に、複数の議員が所属するすべての会派を正規の委員として加える。

3 本会議での議案採決時の討論を全会派に認める。

4 議会運営委員会と政務調査委員会への少数会派のオブザーバー参加を認める。


   


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