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PCR検査拡充を急げ 大阪・枚方 センター3カ所開設 辰巳氏・党府議団が市と懇談


枚方市の担当者ら(左)と懇談する(前列左から)辰巳、石川、内海各氏と枚方市議団(後列)=19日、大阪府枚方市

 日本共産党の石川多枝、内海公仁両大阪府議と、党府委員会新型コロナ対策本部長の辰巳孝太郎前参院議員は19日、枚方(ひらかた)市役所を訪れ、同市が8月中にスタートさせる地域外来・検査センタ一について当局と懇談しました。党市議団(野口光男団長)が同席しました。
 枚方市では、これまで市保健所を通じてPCR検査を実施してきましたが、かかりつけ医から直接センターに検査依頼できるようになります。センターは市内三つの病院内に設けられます。
 今月開かれた臨時市議会で、3病院への委託料2億4千万円を盛り込んだ補正予算が可決しました。
 市保健所の西岡美砂子副所長は「これまで、かかりつけ医が検査を必要と判断してからさらに保健所へ相談しなければなりませんでした。今後はその必要がなくなりスムーズに受診につながります。3カ所でスタートさせますが、さらに増やしたいと思っています」と述べました。
 同市ではさらに、市医師会と集合契約を行い地域のクリニックで検体採取を行う事業も検討しています。




「しんぶん赤旗」2020年8月21日付より


枚方市 地域外来・検査センターの設置について

 ★市内の従来の検査体制
   市保健所でのこれまでの対応実績は最大80件程度。
   主に帰国者接触者外来だが、一部クリニックで検体採取を行い市保健所を通じて大阪健康安全基盤研究所で検査してもらっているものもある。

 ★開設場所
   市内3医療機関の施設内
   うち1医療機関には現在検査機器がある。他2病院は民間検査機関に外注しているが、今後全自動PCR検査機を購入予定(府を通じて国緊急包括支援交付金で全額補助)。

 ★実施時期
   2020年8月~2021年3月末

 ★事業費・財源
  ○委託費 1千万円/月×8か月×3医療機関=2億4千万円(令和2年度8月緊急議会補正予算)
    「府の検査センター設置予算を参考に、少し多めに予算を組んだ。見積もりを病院から出してもらって契約するが、人件費が占める割合が多くなる。施設整備等はできるだけ国等の補助金を充当してほしいとお願いしている」
  ○財源 国庫補助金(1/2)1億2千万円、一般財源(1/2)1億2千万円

 ★検査件数の見込み
   「府からは80件/日でいいと言われているが、増やしたい」

 ★市医師会と集合契約を結び、市内のクリニックで検体採取を行う事業を検討中。
   「数十か所はやってもらえると思っている」

(文責 党府議団事務局)


(枚方市資料)



   


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