大阪府議会本会議が２５日開かれ、補正予算案ほか４２件の議案すべてを賛成多数で可決しました。
　日本共産党は補正予算案に反対しました。理由は、夢洲（ゆめしま）でのカジノの早期開業へ大阪府と大阪市が事業者に代わって環境アセスメント現況調査を行うための費用や、２０２０年度の改悪チャレンジテスト実施のための経費が計上されているからです。
　また、府立高校「再編整備」計画を強行して勝山高校の校地に「大阪わかば」高校を設置する議案、近畿大学医学部病院を誘致するため堺市の府営三原台住宅の用地の一部を同大学に売り払う議案など１０件に反対しました。
　府民の切実な願いがこめられた請願について日本共産党はすべて採択に賛成しましたが、▽大阪万博の会場を夢洲とする計画と、カジノを含むＩＲ誘致の計画を白紙に戻す▽透析患者の経済的負担が増えないよう、重度障害者（児）医療費助成制度を存続する▽難病センター設置や難病相談支援センター拡充などは、大阪維新の会などの反対で不採択となりました。