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チャレンジテスト不要 大阪府議会委 内海議員が追及

 大阪府議会教育常任委員会が18日開かれ、日本共産党の内海公仁府議の質問で、高校入試の内申点に反映させるチャレンジテストは必要がないことが浮き彫りになりました。
 教員が責任をもってつけた生徒の内申点を変更したり、学校をランク付けするもので行政による教育への介入の恐れがあると指摘した内海府議に対し、吉村知事は「学力の伸びを経年で把握するため」などと答弁するにとどまり、チャレンジテストを実施する理由をまともに述べませんでした。
 内海府議は「われわれが携わっている学校の教育が信用されていないようで不快。5教科の点数をあげることばかり重視されているように感じる」などの中学校長からの批判、「お前はテストの日、休め」と言われる、テストの出来が悪かったことを友達にわびるといった生徒間の分断が生じていると指摘。府内中学校長や教員にアンケートを実施することを求めるとともに、予算を現在の3億円から5億円に増やしてまで小学5、6年生に拡大することはやめるべきだと主張しました。
 吉村知事は、アンケートの実施は教委が判断するとしながらも「みんなで仲良く何もしないという勢力が強くなれば努力しないということになる」と現場の声を暗に否定する態度をとりました。
 また内海府議は、特別支援学校の過密過大の解消と今後増加する知的障害児に対応するため、新設校を大幅に増やすなど整備計画を見直すよう求めました。




「しんぶん赤旗」2019年10月19日付より



   


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