選管が公表

　大阪府選挙管理委員会が１１月３０日に公表した政治資金収支報苫書で、大阪府内の政党・政治団体が昨年開いた政治資金パーティーの収入が８億円にのぼることが明らかになりました。
　政治資金賃金パーティーは企業・団体が１００万円単位で参加費を払うなど、形を変えた企業・団体献金として批判されています。
　パーティーｌ回の収入で最多は、維新の会が昨年９月に大阪市のホテルで開催したもので、９０００万円。府の補助金を受け取りながら一昨年、維新のパーティー券を購入し、府議会でも問題になった三栄建設（本社・八尾市）が、昨年も一昨年と同額の４０万円分を購入しています。維新の会は「企業・団体献金禁止」と言いつつ、議員や首長らが府内各地で５８回のパーティーを開催。一昨年を上回る３億円以上もの収入を得ています。
　自民党も、渡嘉敷奈緒美衆院議員の資金管理団体が５回で５５００万円を集めるなど、３億５０００万円の収入を得ています。公明党も、国会議員などが５回開催し３４００万円の収入です。
　パーティーとは別に、大阪府内の自民・公明など政党の支部が集めていた企業・団体献金は１億９６７９万円で、前年より２割以上増えています。最多は自民の１億６４７５万円で、自民の収入の１３．２％を占めます。また、自民党府支部連合会は、税金の分け取りと批判されている政党助成金４７２０万円を本部から交付されています。

政治資金パーティー　共産党は開かず

　日本共産党は企業・団体献金、政党助成金を受け取らず、政治資金パーティーも開いていません。