トップページ
Google
WWW を検索 日本共産党府議団サイト内を検索
議員おもな活動政策・見解議会活動府政資料リンク

国保会計への繰り入れ 「解消は『努力月標』」 宮原議員に松井知事が認める/大阪府議会委

 来年度実施の国民健康保険「都道府県化」に伴い大阪府が、保険料率と減免制度を府内で統一し、市町村が保険料軽減のために行っている国保会計への法定外の繰り入れをなくすとしている問題で、松井一郎大阪府知事は1日、繰り入れ解消は「努力目標」であり、決定する権限は市町村にあると認めました。健康福祉常任委員会で日本共産党の宮原威府議の質問に答えました。
 党府議団の試算では、府の方針どおり実施されれば、いまでも重い低所得者の保険料負担がさらに重くなります。
 宮原氏は低所得者が多い国保加入者の実態を明らかにし、国保加入者への知事の認識を問いました(下表参照)。
 松井知事は、他の医療保険加入者より相対的に厳しい状況にあると認める一方、法定外繰り入れについて「法に反するものではないが、国保加入者以外に税負担を求めることになり納税者の負担の公平性の観点から適切でない。6年間を努力目標にし、なくしていくようお願いしている」と述べました。
 宮原氏は「納税者の公平感というが、住民に近い自治体が、税金の使い方を住民自治に基づいて決めている。市町村の自治を尊重すべきだ」と主張。減免の府内統一・削減で東大阪市ではシングルマザーで子ども1人の場合、年5万円以上、年金生活者も年2万円以上高くなるケースがあるとし、「知事は繰り入れ解消を市町村にお願いしていると言った。決める権利は市町村にあるということか」と追及。松井知事は「権限は市町村にある」と認めました。
 宮原氏は保険料負担軽減へ市町村の自主的な決定を尊重するよう重ねて求めました。




「しんぶん赤旗」2017年11月3日付より


国保加入者1人あたりの所得と医療費(保険料と自己負担・年間)
   

1997年度

2015年度

2015
/1997

所得

大阪

88.1万円

53.6万円

60.8%

全国

88.0万円

68.3万円

77.6%

保険料

大阪

81,766円

88,524円

 

 所得に占める保険料の割合

9.3%

16.5%

 

自己負担

43,043円

81,005円

 

 所得に占める自己負担の割合

4.9%

15.1%

 

保険料+自己負担

124,809円

169,529円

 

 所得に占める保険料+自己負担の割合

14.2%

31.6%

 


   


トップページ | 議員 | おもな活動 | 政策・見解 | 定例議会 | 府政資料 | リンク
(C)日本共産党大阪府議会議員団
大阪市中央区大手前2丁目大阪府庁 TEL06(6941)0569 FAX06(6941)9179 メールjcp@gikai.pref.osaka.jp