「チャレンジテスト」廃止・撤回せよ　署名２．２万人分提出

「チャレンジテスト」廃止・撤回せよ　署名２．２万人分提出

　問題だらけの大阪府の「チャレンジテスト」について、子どもと教育・文化を守る大阪府民会議は１１日、廃止・撤回を求める２万２２２４人の署名（第１次分）を府教育庁に提出しました。昨年１１月に提出した団体署名を追加提出し、合計１８５団体となりました。チャレンジテストは、昨年度から本格実施され、１２日には、２回目の中学１、２年生のテストが実施されました。同会の代表らは、提出前に会見し、事務局長の大瀬良篤大阪府教職員組合教文部長がテストの仕組みと問題点を指摘。昨年の実施では授業でテスト対策が行われ、中学３年生では内申点に影響することから勉強の苦手な生徒らが「俺たち参加しない方がいいかな」と当日実際に欠席するなど、学校教育がゆがめられている実態を紹介しました。
　昨年１２月に即刻中止を求める要請書を教育庁に提出した自由法曹団大阪支部から藤木邦顕弁護士が同席。教師の教育評価権を侵害し、結果を内申点に反映させることは行政調査の目的を超えた行為だと批判しました。
　中学１年生の保護者が「点数至上主義でいいのか」と不安と疑問を語りました。
　チャレンジテストをめぐっては千早赤阪村議会が昨年１２月、廃止・撤回を求める意見書を採

択しました。反対の声が広がっています。

「しんぶん赤旗」2017年1月13日付より

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