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府市一体路線で芽が出てきた開発路線-カジノや高速道路/松井知事会見 この間府民の暮らしや経済は悪化

 松井知事は4日の記者会見で、「橋下知事時代から5年もかかりましたけども、その間にいろいろ種をまいたのが、やっと芽がでてきたかな」「まさに府市一体だからです」として、万博誘致問題、高速道路のミッシングリンク解消、なにわ筋線など「芽」が出てきたものを挙げました。

 しかし、この間、大阪の経済や暮らしは全国に比べて沈み込んでいるのが現実です。
 維新府政誕生前の2007年度と2013年度を比べると経済成長率は全国がマイナス5.3%、大阪府がマイナス8.8。賃金(1月平均現金給与総額)では同様に全国マイナス5%、大阪マイナス5.7%となっています。

 そのことに触れずに、数千億円もかかる高速道路や関空アクセス鉄道建設、カジノと一体で、アクセス鉄道など整備費を覗いて1300億円もの事業費が見込まれる万博誘致など、「開発型」を府市一体の効果として自慢するところに府市一体=大阪都構想の狙いが表れています。

 また、2月議会に法定協議会設置議案の提案について、他会派への対応を聞かれた知事は、即座に「自共民はだめですよ」。そして「公明党さんとはきちっと話をしたいと思います」

 国政では、《首相も国会最終盤の昨年12月中旬、与党議員との会合で「維新に本当にお世話になった」と強調。
 維新が悲願のカジノを含む統合型リゾート(IR)整備推進法で報いた》(8日付『日経』)と安倍政権と「蜜月」と呼ばれるほど。TPP承認や年金改悪法案にも自民党といっしょに賛成・成立に手を貸してきました。

 カジノ推進法案で公明党は、山口那津男委員長が反対票を投じましたが、大阪の小選挙区選出の佐藤茂樹(3区)、国重徹(5区)、伊佐進一(6区)、北側一雄(16区)の4氏が全員賛成票を投じました。

 国政でも大阪でも公明党を牽制する維新の会、両者とも官邸詣でやホテルでの談合、政治党利党略でなく、国民、府民の暮らしを見て政治をして欲しいものです。





   


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