「都」構想で財界に秋波松井知事「協力が不可欠」／公明党との連携　吉村市長が重視

「都」構想で財界に秋波松井知事「協力が不可欠」／公明党との連携　吉村市長が重視

　大阪府の松井一郎知事（日本維新の会代表）は４日、大阪市内で開かれた府と大阪市、関西経済３団体主催の新年互礼会でのあいさつで、大阪市を廃止し複数の特別区に分割する「大阪都」構想に言及し、「日本をけん引していく西の大阪都をぜひつくり上げたい。みなさんのご協力が不可欠だ」と述べ、関西財界に秋波を送りました。
　あいさつ後、松井知事とともに囲み取材に応じた吉村洋文市長は「今年は都構想、大都市制度改革についての大きな方向性を示す年だ」と強調。「今年一番の勝負所は２月、３月（の議会）。ここで法定協議会が立ち上がらないと議論ができない」と述べました。
　松井・吉村両氏は、「都」構想の制度設計を協議する法定協議会の設置議案を２月の府市

両議会に提出する方針。吉村市長は「維新と公明党で過半数あるので、公明党の理解を得る努力をしていきたい」と語り、公明党との連携を重視する考えを示しました。

「しんぶん赤旗」2017年1月6日付より

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