大阪の一人暮らし高齢者都市部で最多水準／２０１５年国勢調査

　２０１５年の国勢調査の結果が１０月２６日公表されました。
　大阪府の人口は８８３万９４６９人で、前回５年前の調査に比べて２万５７７６人減と１９４７年（昭和２２年）の調査以来、６８年ぶりの減少となりました。

　男女別では、男４２５万６０４９人、女４５８万３４２０人。
　年齢別では６５歳以上人口の割合が２６．１％と前回調査より３．７ポイント増、１５歳未満人口は、１０９万３１１１人（１２．５％）で、１９７５年（昭和５０年）以降、減少に歯止めがかかっていません。

　１人暮らしの高齢者の割合も増えています。
　大都市部（政令指定都市の行政区と東京都特別区）での６５歳以上の単身世帯の一般世帯に占める割合を比べてみると、割合が高い３０区のうち半数近くの１３区が大阪府内となっています。

　２０１５年版「高齢社会白書」によると、経済生活について「家計にゆとりがなく多少心配」「家計が苦しく非常に心配」と感じている６０歳以上の世帯は合わせて３割にのぼっています。

　また、孤独死を身近な問題として感じる６０歳以上の単身世帯は、「とても感じる」と「まあ感じる」を合わせて４割を超えています。

　特養ホームなど高齢者施設の充実、利用料を含め、利用しやすい医療・介護制度の整備、地域コミュニティなど誰もが安心して暮らせるまちづくりが早急に求められています。

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