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「日本維新の会」に戻る 悪政の全国展開狙う お維・臨時党大会

日本維新の会ホームページより
 国政政党・おおさか維新の会(代表・松井一郎大阪府知事)は23日、大阪市内のホテルで臨時党大会を開き、党名を「日本維新の会」に変更することを決めました。
 「日本維新の会」は、橋下徹前大阪市長が代表として率いた地域政党・大阪維新の会が2012年に国政に進出した際の名称です。
 おおさか維新の会は7月の参院選の選挙区選で、関西地方での3議席獲得にとどまり、「『おおさか』という地域名は選挙で不利になる」との声が党内からあがっていました。これを受け、松井代表が党名変更の検討を指示。党内で意見を集約していました。
 松井氏は「維新スピリッツを持った政治家、ここにいる全員で一つになって少しずつ勢力を拡大していこう」と述べ、改憲推進など安部政権の補完勢力ぶりを発揮している同党の全国的な党勢拡大を狙う考えを強調しました。
 党大会では、党規約に基づく国政選挙後の代表選を実施せず、松井氏の再任を決定。現執行部の留任も決めました。さらに、秋の臨時国会に向けて、政治資金規正法の見直しや議員歳費削減などを盛り込んだ約100本の法案を準備する方針を確認しました。

解説
 これまで「改革の象徴」としてきた「おおさか」の文言を外し、前身の「日本維新の会」への党名変更を決めた党大会。松井一郎代表は「大阪でやれている改革を全国に広げていく」と力を込めました。
 おおさか維新の会は、前代表の橋下徹氏(前大阪市長)が「もう一度本物の維新をつくる」ことを掲げて昨年10月に結党。しかし、1年ももたないうちの党名変更となりました。
 今回の党名変更は、いわば“原点回帰”です。極端な新自由主義路線と憲法改悪を掲げた党の理念を全国に広げようという、悪政の全国展開に他なりません。
 「われわれはエリア(地域)にこだわるのではない。改革の中身にこだわって、一人ひとりの政治家が集まった集団だ」。松井氏はこう強調しましたが、その「改革」の中身は、国政での悪政の先取りや住民施策の切り捨てのオンパレードです。
 大阪府では、橋下、松井両府政のもとで1551億円もの暮らしにかかわる予算を削減し、大阪市でも「ぜいたく」だと言ってどんどん住民施策を切り捨てました。さらに、思想・信条にかかわる質問まで市職員に答えさせる「思想調査」など憲法違反の独裁的な手法や「慰安婦は必要だったなどの暴言を繰り返し行ってきました。
 国政でも改憲をあおり、環太平洋連携協定(TPP)参加や大企業に都合のいい「解雇規制の緩和」などを掲げており、アメリカ・財界言いなり政治そのものです。名称を変えても、真の改革政党はほど遠い安部政権の補完勢力である本質になんら変わりはありません。


「しんぶん赤旗」2016年8月24日付より



   


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