労働局前で座り込み大阪労連さらに１５００円に

労働局前で座り込み大阪労連さらに１５００円に

　「生活できる最低賃金１０００円以上の早期実現を」と大阪労連は２８日、今年度の地域最賃の引き上げ額を審議する大阪地方最低賃金審議会が開かれた大阪市中央区の大阪労働局前で座り込みをしました。
　気温が３１度を超えた炎天下の合同庁舎前に約１００人の組合員が集まり、「最低賃金を１０００円以上に」のタオルやプラカードを掲げました。参加者は要求する１０００円と現行府最賃８５８円の差額１４２円にちなみ、午前１０時から午後０時２２分までの１４２分間座り込みました。
　昼休みの決起集会で、鈴木まさよ事務局次長は「一刻も早く最低賃金１０００円以上を実現しないとやっていけないという労働者の声をもっと強めていきましょう」と呼びかけました。
　審議会で意見陳述した生協労連大阪府連の山本庸子さんは「給湯器の故障すら直せない生活をありのまま話しました。少なくとも１０００円、人並みの生活をするためには１５００円に引き上げないといけません」と訴えました。
　日本共産党のくち原亮府議は連帯あいさつで「暮らし、雇用の改善のために最低賃金の引き上げに力を尽くします」と話しました。

「しんぶん赤旗」2016年7月29日付より

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