大阪府教委府立・大阪市立高校再編整備計画実施対象校案選定へ

大阪府教委府立・大阪市立高校再編整備計画実施対象校案選定へ

　大阪府教委は１５日、府公館で教育委員会会議を開き、「大阪府立高校・大阪私立高校再編整備計画」の今年度実施対象校（案）を９月定例府議会の開会までに決定し、公表することを確認しました。
　再編整備計画は２０１４年度～１８年度までの５年間で府立と大阪市立の高校７校程度を減らす計画。３年連続定員に満たない高校を再編成日の対象とすることを盛り込んだ「府立学校条例」と、学校の特色や地域の特性、志願状況を踏まえて検討するとし、募集停止は１８年度入学生の募集時から実施するとしています。
　これまでに府立池田北、咲洲（さきしま）、西淀川の各高校の募集停止、能勢高校の再編整備を決定。募集停止とされた高校では「学ぶ機会を奪わないでほしい」と保護者や生徒、市民の撤回を求める声が大きく広がりましたが、府教委は願いに背を向けて募集停止を強行しました。
　１８年度以降について府教委は「次の計画策定作業の着手も必要。来年度以降、そのへんの作業に入っていくと思う」と述べ、「再編整備」ありきの姿勢を示しました。

「しんぶん赤旗」2016年7月16日付より

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