おおさか維新が改憲案　参院選へ独自作成を表明

おおさか維新が改憲案　参院選へ独自作成を表明

　「おおさか維新の会」代表の松井一郎大阪府知事は４日、夏の参院選までに党独自の憲法「改正」案を作成し選挙で争点にする考えを明らかにしました。記者団に答えました。
　「改正」案は地方自治について定めた９２条と９４条を中心にし、党内に「改正」案を議論する戦略本部会議を設置。法律政策顧問の橋下徹・前大阪市長や憲法学者らを招き、今月に１回目の会議を開きたいとしています。
　松井氏はこれまでに、参院選で自民、公明とともに「憲法改正の発議に必要な３分の２の勢力に入る」と明言。昨年１２月の安倍晋三首相との会談では橋下氏が「統治機構改革のための改憲をめざすべきだ」と述べたことを明らかにしています。
　一方、吉村洋文大阪市長は、同日の記者会見で、参院選への対応について「憲法『改正』の意見が３分の２を占めることはこれまでなかったが、自民、公明、『おおさか維新の会』で参議院の３分の２を占める勢力をめざしていきたい」「『おおさか維新の会』は今は少数のグループだが、参議院で３分の２の勢力に入れば、国に対する発言力も変わってくる」と述べ、改憲勢力入りをテコに発言力を増したい考えを示しました。

「しんぶん赤旗」2016年1月6日付より

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