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性暴力被害 国の支援を 松原市 共産党議員団が施設視察

 日本共産党国会議員団は27日、性暴力被害を受けた女性の支援を行う「性暴力救援センター・大阪」(SACHICO=サチコ)を視察し、産婦人医でセンター代表の加藤治子さんと性暴力被害について懇談しました。
 サチコは、大阪府松原市の阪南中央病院内にある病院拠点型の施設です。性暴力被害を受けた女性の診察や相談を行い、24時間態勢で医療的・心理的・法的側面からの支援を行うワンストップセンターとして2010年に開設されました。
 議員団は、高橋千鶴子、畑野君枝、梅村さえこ、斉藤和子、本村伸子、堀内照文、池内さおり各衆議院議員、仁比聡平、辰巳孝太郎両参院議員が参加。石川たえ大阪府議、森田夏江、野口真知子両松原市議が同席しました。
 加藤さんは、センターを開設する前は被害を訴えて病院を訪れる女性は年間10人程度だったのが、開設後は年100人以上が利用していることなどを報告。一方で、人員不足や支援員の養成など課題があると説明。寄附による運営には限界があり、公的補助が必要だと話しました。
 加藤さんは、性暴力被害をなくすためには、警察や学校などを所管する国や行政が各省を超えて支援することが必要だと強調。「被害者を支援する法律の設立にも力をいただきたい」と求めました。議員団も応じました。
 議員団は、サチコの事務局で女性の体と性に関する問題に取り組む団体「ウィメンズセンター大阪」(大阪市阿倍野区)も訪れました。



「しんぶん赤旗」2015年12月29日付より



   


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