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ダブル選 大阪維新の会見「都」構想議論継続いうが 大阪市の廃止変わらず

 大阪ダブル選投開票日の22日夜に開かれた大阪維新の会の会見では、当選した松井一郎知事と吉村洋文次期市長が、「大阪都」構想の議臨継続が承認されたとの認識を示しました。しかし、「都」構想はわずか半年前の住民投票でノーを突きつけられたばかり。構想のねらいや本質はなにも変わっていません。
 「都」構想は、大阪市を廃止し特別区に分割するものです。そのねらいは、橋下徹市長が語ってきたように「大阪市の権限、財源をむしり取る」とともに「市議会をつぶ」し、「1人の指揮官」(知事)のもとでカジノ誘致や病院・大学の統廃合、大型開発などを進めやすくすることにあります。
 会見で松井知事は「前回の設計図で悪かったところを住民と膝詰め談判で意見交換をしながら、新たな設計図づくりをしていきたい」と語りました。しかし、そこで修正の対象として挙げているのは、区割りや区の名称などにすぎません。住民から批判された大阪市の廃止・分割や反市民的な狙いは何も変わっていないのです。本気で「悪かったところ」を改めるなら、断念するしかありません。
 今回の選挙戦では、「都」構想という言葉にふれない維新のビラや街頭演説も目立ちました。代わりに維新は最終版のビラで大阪府の「財政再建」を協調していますが、実際は「維新」府政で借金が増加しています。「(橋下府政で)教育・子育て予算は…5倍」との文言もごまかしでした。市の「こども青少年費」「教育費」(大学費を除く)の合計は2000億円台で歳出総額に占める割合はあまり変わっていません。橋下市長の肝いり施策の事業費だけを抜粋して激増と描く詐欺的なやり方でした。
 橋下氏は、5月の住民投票での「都」構想否決の結果を受けて市長任期満了(12月18日)で政治家を引退すると表明してきました。しかし、会見では、松井氏から「いったんは身を引くということ。私人に戻った後の人生をどうこう言われる筋合いのもんじゃないと(本人も)発言していると橋も当時の国政進出に伏線を敷くような発言も飛び出しました。
 橋下氏は5月の会見で「政治家は僕の人生からは終了」と言い切っているのに、維新の政治家にとって言葉とはいったい何なのでしょうか。ウソと詭弁の政治に未来はありません。



「しんぶん赤旗」2015年11月25日付より



   


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