臨時府議会大阪会議の運営ルール一部変更要求案を否決知事が再議に

臨時府議会大阪会議の運営ルール一部変更要求案を否決知事が再議に

　大阪府、大阪・堺両市の首長と各議会を代表する議員（各９人）で大阪全体の広域行政や政調戦略などを話し合う「大阪戦略調整会議」（大阪会議）をめぐり大阪府議会は２日の本会議で自民府議団が提出した同会議の運営に関する条例修正案を否決しました。
　同会議の議決要件は各自治体ごとに出席者の過半数となっています。修正案は会議運営を円滑にすすめるために議題の提案方法や選定、協議順位などのほか会長が必要と認める事項に限って出席委員全体の過半数で決するものに変更するなどです。
　これに対し「維新」は自治権を侵害すると主張しましたが、採決では賛成多数で可決。にもかかわらず松井一郎知事が議決に出席議員の３分の２以上の賛成が必要となる再議に付したため、賛成票が足りず否決となりました。
　大阪会議は「大阪都」構想が住民投票で否決されたあと、自民が府、大阪・堺両市の各議会に設置条例案を提出。それぞれ「維新」も含めて賛成多数で可決されました（日本共産党は反対）。
　７月２４日に開かれた初会合では橋下徹大阪市長らが同会議を「『大阪都』構想の対案」と規約に明記するよう要求し、議論が紛糾。会長等を選任しただけで規約や議事の進め方など何も決まらないまま終了しました。
　日本共産党は、条例で設置された会議であり正常な運営に必要として修正案に賛成しました。

「しんぶん赤旗」2015年9月3日付より

トップページ　｜　議員　｜　おもな活動　｜　政策・見解　｜　定例議会　｜　府政資料　｜　リンク

(C)日本共産党大阪府議会議員団

大阪市中央区大手前2丁目大阪府庁 TEL06(6941)0569 FAX06(6941)9179　メールjcp@gikai.pref.osaka.jp