「統一テスト」撤回を大阪府教委に署名提出１万１千超す

「統一テスト」撤回を大阪府教委に署名提出１万１千超す

　大阪府教育委員会が来年１月、府内の中学１、２年生各７万人を対象に「統一テスト」を実施する問題で、子どもと教育・文化を守る大阪府民会議は１７日、「子どもたちを序列化し、さらに激しい受験競争に追い込む」として実施に反対し撤回を求める１万１４０９人の署名（第１次分）を陰山英男教育長あてに提出しました。
　署名は学校関係者や保護者、府民らから集めたもの。提出にあたり大阪教職員組合の代表は「統一テストの結果を高校入試の『内申書』に直接反映させることが想定されている。中学１年生から全員の順位がつけられテストを意識した授業内容に切り替えて行き詰まることは明確だ」「関係者や保護者の思いとしてしっかり受け止めていただきたい」と要請。大阪市学校園教職員組合の代表は「大阪市は学力テストの学校別結果が公表がされ、テスト対策として日々の授業をおいてまで練習問題が行われるところも出てきている」とし、「市内は貧困家庭も多い。貧困対策などの施策に重点をおいてほしい」と撤回を求めました。

「しんぶん赤旗」2014年11月19日付より

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