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法定協構成正常化条例案 可決も松井知事が拒否/民意無視の暴走、議員提出議案さえ門前払い 野党会派など57人が提案・賛同者となって提出した法定協議会(大阪府大阪市特別区設置協議会)の委員構成を府議会の構成会派と同じ比率にしようという条例が一旦賛成多数で可決しましたが、松井知事が、「法定協議会の円滑な運営に支障が生じる」として拒否権を発動。 異論を排除して決めた「大阪都構想」のための協定書を守るために暴挙を重ねました。 この日開かれた臨時府議会は、維新会派だけで協定書づくりを進めた法定協議会を正常化させようとして開会請求していたもの。 請求を受けた知事は20日以内に開かなければならないとする地方自治法の規定を無視、知事が招集しない場合、議長が10日以内に開かなければならないという規定に基づいて開かれました。 条例案が再議に付された場合に備え、維新・みんなを除く57人が提案した会議規則によって法定協議会の構成を議会会派構成に合わせるという改正案、協定書の無効と法定協の正常化を求める決議案も、岡沢健二議長(維新)が本会議にさえ提案しないという、民意無視の門前払いにし、議会は休憩に入ったまま25日午後12時を経過しても再開されず、流会となりました。 この間、松井知事は、議会招集をめぐっては「議会構成の話で議長が判断すべき」と、議長の判断に委ねるという態度に終始していましたが、議会構成の話であるはずの条例案可決に対しては、知事権限で再議に付すというダブルスタンダードの態度で臨み、議会運営委員会でも維新の会は多数の力を借りて、法定協議会正常化の道を閉ざし、維新の会の議論だけでまとめた協定書に拘泥しました。 松井知事は、議会での議論は受けるといいますが、修正は本会議採決が前提という条件付きです。 野党会派57人は、流会を受け、26日未明、再度の臨時議会招集を知事に請求しました。 |
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