大阪府議会特別顧問職見直せ宮原氏「運営が独善的」

　大阪府議会総務常任委員会が５日開かれ、日本共産党の宮原威府議が、松井一郎知事肝いりの府の特別顧問・特別参与の強引な府政関与を見直すよう松井一郎知事に求めました。
　大阪府は現在、府市統合本部関係を中心に特別顧問１３人、特別参与２８人の計４１人が就任し、昨年度は約１３００万円の報酬が支払われています。
　宮原氏は、知事・大阪市長のダブル選挙で両者とも４割を超す批判票があり、総合的に耳を傾け公正な運営が必要にもかかわらず、自分と同じ立場の人ばかりを選任していると批判。同じ打ち合わせや資料作成であっても審議会委員は無報酬の一方、特別顧問らには報酬が支払われていると指摘しました。
　松井知事は、府政の諸課題でアドバイスを受けており、それに見合う報酬を支払っていると強弁。宮原氏は、問題が続出している大阪市の校長の原則公募制などを例に、「４１人は以上で独善的な運営につながる」と見直しを求めましたが、松井知事は「冷静に職務をこなしている」と応じませんでした。

「しんぶん赤旗」2014年6月6日付より

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