暮らし優先府政を　「大阪都」いりません　府民連が集会・デモ　市長支持者も選挙「意味ない」

　大阪労連や民主団体でつくる府民要求連絡会（府民連）は２１日、大阪府議会の開会庭瀬手集会を開き、大阪城公園から府庁前までデモ行進しました。１５０人が横断幕やプラカードを手に「開発優先の『大阪都』はいらない」「くらし優先の府政に転換しよう」と唱和しました。
　デモを見ていた男性（８５）は橋下徹大阪市長に期待するといいつつ、「今度の市長選は市長の独断で対立候補もおらず、意味のないものだ。『都』構想もどんなものかよくわからない」と話しました。
　集会では日本共産党のくち原亮府議が報告。この日、知事が泉北高速鉄道を南海電鉄に売却する方針を示す見通しであることを紹介し、「みなさんの運動と議会での論戦が府政を変える大きな力になっている。引き続き運動を大きく広げていきましょう」と述べました。宮原威、堀田文一、そろり邦雄各府議が参加しました。
　泉北高速鉄道売却問題、府立公衆衛生研究分野で運動する６人が発言。子ども医療費助成制度の拡充を求めて署名にとりくむ児島あやさん（３１、新日本婦人の会枚方支部）は「経済的な心配なく、すべての子どもが医療を受けられるよう署名を続け府・市に訴えていく」と語りました。

「しんぶん赤旗」2014年2月22日付より

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