北大阪急行、なにわ筋線に　地下鉄、泉北高速鉄道の売却益？　松井知事、橋下市長府市の鉄道インフラ整備に執念

　大阪府は２７日の戦略本部会議で、北大阪急行の箕面市への延伸、大阪モノレールの門真駅以南への延伸、関空アクセス強化のためのなにわ筋線建設、西梅田－新大阪をつなぐ「西梅田十三新大阪連絡線」について検討、北大阪急行延伸について、２０１７年度着工、２０２０年度開業をめざすこととし、なにわ筋線などについても引き続き整備を検討することとしました。

　松井知事らは、この４路線を「戦略４路線」と位置付け、橋下徹大阪市長も「重要４路線」と呼び、橋下市長は年初の記者会見で、なにわ筋線について大阪市として正式に検討していきたい」と述べています。

　財源について、松井知事は、泉北高速鉄道を運営する「大阪府都市開発」の株式を売却代金をあてる意向を崩しておらず。橋下市長は「なにわ筋線なんていうのは、それこそ地下鉄民営化した時のその株式のストックなんていうのを使えるんではないのかなというふうに思ってます」と語っています。

　橋下氏は、なにわ筋線について、関空アクセスの強化になると強調。
　「関西国際空港とうめきたを直結させて、うめきたをアジアのゲートウェイの拠点としたいうような構想で、なにわ筋線を是非実現していきたい」と述べています（６日）。

　淀川左岸線延伸部については、「府民の皆さんに超過負担」をお願いする考え方も示しています。

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