「振り込め詐欺」から府民守れ　決算委宮原議員

　日本共産党の宮原威大阪府議は１８日、決算委員会で府警本部に対して質問。「振り込め詐欺」の被害から府民を守る問題について取り上げました。
　「振り込め詐欺」は、特に高齢者に対して息子を装って、現金を振り込ませるなどの犯罪で、今年度は１０月までですでに９８８件、２７億円の被害が明らかになっており、昨年度の５５３件、２０億３千万円、一昨年度の３２９件、１２億６千万円と大幅に増える傾向にあり、全国的にも最悪の水準です。
　宮原議員は、被害をなくすために警察にいっそうの努力を求めるとともに、消費生活センターや市町村とも連携して取り組みを強化するよう求めました。
　府警本部は、携帯電話を利用できなくすることや銀行の口座凍結など、今後も全国警察とも情報を共有して取り組みを強化していくと答えました。
　宮原議員はこのほか、住民の安心・安全のよりどころとなっている交番の設置を、地元の要望の強い場所で急ぐよう質問。信号機の設置や年次休暇の取得促進など警察官の処遇改善についても取り上げました。

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