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人にやさしい大阪府に 府議会開会 府庁包囲行動に250人 府議会は2月21日に開会しました。松井一郎知事は府政運得方針の説明にたち、「なんとしても15年度中に『新たな大都市制度』をつくり上げる」などと述べました。日本共産党は、4日(月)午後1時40分頃から、くち原亮府議、5日(火)午後3時頃から堀田文一府議が質問します。 松井知事 15年度中に「大阪都」 開会前に府民要求連絡会が府庁周辺で行った集会・デモには、約250人が参加。「30人学級を実現せよ」「中小業者を守れ」などシュプレヒコールしました。 集会では、くち原亮日本共産党府議が府会報告。「府民の願いをしっかり受け止め、1歩でも2歩でも前進させるために奮闘する」と決意を述べました。 今議会では、府立公衆衛生研究所を2014年度に大阪市立環境科学研究所と統合、非公務員型の独立行政法人化が狙われています。 同研究所は、00年の雪印乳業製品集団食中毒では検査方法を開発して原因物質を特定するなど、府民の食の安全に大きく寄与してきました。2月12日の北朝鮮による核実験直後に緊急放射能測定も実施しています。 厚労相は昨年7月に、共働き世帯の増加や食中毒事案の広域化など地域保健を取り巻く状況が変化しているとして、地方衛生研究所の機能を強化するよう都道府県知事や保健所設置市長などに求めています。 集会に参加した府職労の組合員は「なぜ研究所の独法化が必要なのか、統合ありきで本質の議論がされていない」と府・大阪市の方針を批判し、独法化阻止の運動への支援を訴えました。 子どもの医療費助成制度の拡充などを求め、大阪市内で4人の子を育てる新婦人会員の女性は、「子どもに優しい大阪府になってほしい」と訴えました。 2月府議会には、公衆衛生研究所の統合・独法化の他にも、市立住吉市民病院を廃止し周産期医療部門のみを「府立住吉母子医療センター」へ機能統合するなど、「二重行政」解消を名目にした府民施策後退が狙われています。また、「大阪都構想」推進のための府市「大都市局」設置や、大企業減税や労働規制緩和などの「国際戦略総合特区」推進などが提案されています。維新の会は継続審査中の職員政治活動規制条例を強行する立場を崩していません。 |
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「大阪民主新報」2013年3月3日付より |
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