11年度普通会計決算見込み発表 財政黒字の一因に国支出金増
府は7月31日、2011年度普通会計決算見込みの概要を発表しました。
歳入規模は実質約2兆8471億円で、前年度比1759億円減。
府税収入は157億円減で、4年連続の減少です。
歳出は実質約2兆8202億円で、前年度比1586億円減。
翌年度へ繰り越すべき財源を差し引いた実質収支は124億円の黒字となりました。
橋下府政誕生後の4年間と、それ以前の4年間を比較すると、年度平均で府税収入が1115億円減少する一方、地方譲与税87億円、地方交付税200億円、国庫支出金412億円と国からのお金が増えています。
府債発行額は1173億円増えています。
橋下氏は知事に就任して年間1千億円もの経費を削減、府民福祉や暮らし関連施策を削って「黒字にした」といいますが、「黒字」の背景に一つにはこの間、景気対策なども含めた国から地方へのお金の流れが増えたことがあります。
|
|