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府市統合本部が初会合 橋下徹大阪市長らが「独裁政治」を具体化する総司令部=「大阪府市統合本部」の初会合が27日、大阪市住之江区の咲洲(さきしま)庁舎で開かれました。 橋下氏は「統合本部では(これまで)府と市の話し合いで、決まらなかった問題をどんどん決めていく。これを恒久的な制度にするのが都構想」としています。 本部長に松井一郎府知事、副本部長に橋下氏が就任しました。 松井氏は「有権者に府市の見えない壁を取り払うのは当然という判断をいただいた」とし、「民意を得た」と強調。 「一つの大阪をつくりあげるスタートとしたい」と語りました。 橋下氏は「この大阪から統治機構を変える、権力機構を変えることによって活性化するんだということを示したい」と述べ、大阪だけにとどまらず「独裁」の全国展開をすすめる意向を示しました。 会合では、「統合本部」の機能や役割について、「府市共通の課題を協議し、重要方針を決める」として、大都市制度の検討や広域行政・二重行政の仕分けと一元化案の検討、府市戦略の協議を行うとしています。 具体的な検討課題としては、水道事業の統合や大学・病院の経営一体化、市営地下鉄・バスの民営化などをあげています。 府民・市民が築きあげてきた財産と府市の事務事業に大ナタを振るい、それによって生み出された財源を府民や市民に使うのではなく、財界や大企業が喜ぶ「投資」に活用するとの方向を明らかにしました。 |
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「しんぶん赤旗」2011年12月28日付より |
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