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「君が代」条例案に反対 教職員に義務づけ/府民会議が会派要請 大阪府議会で過半数を占める「大阪維新の会」府議団が、「君が代」斉唱の際に教職員に起立を義務づける条例案を19日開会の5月定例府議会に提出しようとしている問題で、大阪教職員組合や市民団体でつくる「子どもと教育・文化を守る府民会議」(代表・藤木邦顕弁護士)は17日、府庁を訪れ、憲法違反だとして反対するよう各会派に要請しました。 同条例案は、府立の学校や市町村立の府内の小中学校の入学式や卒業式で「君が代」を斉唱する際に、教職員に起立を義務付けるもの。これまでは府教委が文書で指示し、市町村立の小中学校も同様の内容で指導していました。可決されれば都道府県で初の条例となります。橋下徹知事は16日、「国歌国旗を否定するなら公務員を辞めればいい」と発言。条例に違反すれば辞めさせるルールを考えるとしています。 要請書は、「国旗国歌法」成立の際の国会での論議や答弁で国民への義務づけや強制はしないと確認していると指摘。各都道府県や市町村、現行学習指導要領でも斉唱の際の方法は記しておらず、各学校での判断とされ、日本国憲法の国民主権(1条)、基本的人権の尊重(11条)、個人の尊重(13条)、思想および良心の自由(19条)に明らかに反すると批判しています。 日本共産党への要請で府民会議側は「府民の議論もないまま数の力で押し切るのは許せない」と強調。朽原亮党府議団幹事長は「条例化すべきでない。頑張りたい」と述べました。 |
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「しんぶん赤旗」2011年5月18日付より |
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