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府立大学授業料減免率 全国平均なみにせよ/府議会委で山本陽子議員

 日本共産党の山本陽子大阪府議は、11日の府議会教育常任委員会で、府立大学の授業料減免率を全国平均なみに引き上げるよう橋下徹知事に求めました。
 府立大学の授業料減免制度は現在、所得による要件に加え、成績上位3分の1という基準が設けられています。そのため減免率は2・3%で、全国の公立大学の平均(5・5%)の4割にとどまっています。
 山本府議は、優秀な学生が生活のためにアルバイトをしなければならず、十分な勉強時間がとれない状況があることを述べ、全国平均まで引き上げるよう要求。費用は8000万円だとし、検討を求めました。
 橋下知事は、「減免は相当優秀な人材でないとだめ。減免率は正当」と述べました。
 中学給食について山本府議は、子どもの成長・発展を保障する重要な役割から、調理員など必要な職員は正規で直接雇用するなど、自治体が運営全体に責任を持つ「自校・直接方式」が大事だと指摘。「学校給食法」の規定からも、国に補助拡充を求めるとともに、府の市町村への財政支援の拡充を求めました。橋下知事は、「方向はほとんど同じ」としましたが、「調理員を正規で公務員で雇用することはあり得ない」と述べました。


「しんぶん赤旗」2011年3月13日付より


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