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ムダな水源開発 府民負担８１７億円／大阪府議会委 阿部議員が知事に質問 日本共産党の阿部誠行府議は、１０日開かれた大阪府議会決算委員会で、ムダな水源開発が生んだ府民負担について橋下徹知事に質問しました。大阪府は、１９８０年代以来、過大な水需要予測にもとづく不要なダムなど水源開発を推進し、その結果８１７億円もの負担を府民に押しつけています。 阿部府議が、昨年度撤退した紀の川大堰（ぜき）と安威（あい）川ダムの負担金だけでも５９０億円にのぼることを指摘したのに対し、橋下知事は「（水需要の）見通しが甘かった」「負担増については府民わびないといけない」と答弁。一方、「知事だからといって府政全体を把握できるわけではない」「議会のチェックはどうなっているのか」と発言しました。 阿部府議は、「日本共産党が１９８６年以来繰り返し、過大な水需要予測と水源開発の見直しを求めたにもかかわらず、見直しを先延ばしした結果が８１７億円もの府民負担であり、府の責任は重大だ」と批判するとともに、「遅かったとはいえ、昨年の水需要予測下方修正・水源開発撤退と水道料金値下げは府として大きな決断だ」と強調。府民負担を生んだ結果について府として深く反省し、今後の教訓として生かしていくよう求めました。 |
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 「しんぶん赤旗」2010年11月18日付より |
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