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“学校つぶれても仕方ない”橋下知事発言に「乱暴だ」/私立小中学校の助成削減で 大阪府の橋下徹知事が、私立高校の授業料無償化拡大へ、私立の小中学校への経常費助成を削減する方向を打ち出している問題で13日、私学関係者と知事との意見交換会が府庁内で行われ、私学側からは反発の声が相次ぎました。 大阪府は今年度から年収350万円以下の世帯に対し、私立高校の授業料5万円までを無償化しました。今後、さらに対象世帯を拡大する方向です。 しかし、その財源は、小中学校への経常費助成の見直しや、2008年度に削減した私学の経常費助成約40億円を復活させて経常費(運営費)でなく授業料無償化にあてるとしています。 知事は「(経常費が減る私立の小中学校は)授業料に転嫁していただきたい」と述べ、「生徒が集まる、がんばる学校には税金を投入するが、集まらない学校には投入しない」などと発言しました。 私学側からは「授業料はそうあげられない。小中学校はつぶれてもいいという考えか」、と反発。知事は、「仕方がない。学校を守るという視点はない。切礎琢磨(せっさたくま)してもらえば教育の質が向上する。集まらないところは退場していただく」と述べました。 私学側は「つぶれたらいいというのは乱暴」「これ以上授業料はあげられない。ご一考を」などの意見が続きました。 意見交換会には各会派の代表も同席。日本共産党の山本陽子府議は「教育において切磋琢磨という名の自由競争の考え方は危険。後期中等教育を狭めていく方向の議論になっていることを危惧(きぐ)している」と発言しました。 |
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「しんぶん赤旗」2010年9月15日付より |
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