国保料軽減 府も支援を 大阪府議会委で黒田府議

 日本共産党の黒田まさ子大阪府議は、18日の府議会健康福祉常任委員会で知事質問をしました。
 黒田府議は、高すぎる国民健康保険料の問題で、「国庫負担が減らされ市町村は保険料を値上げせざるを得ない。値上げすれば収納率が下がり、下がればペナルティーがかけられる」と"負の連鎖"に陥っている国保制度の問題点を指摘し、知事が国に国庫負担増を求めるとともに、府独自にも市町村を支援することを求めました。
 橋下徹知事は、「サービスを受けるためにはそれなりの負担が必要」と述べました。
 黒田府議は、「国保料収納率向上のため」として行っている滞納者に対する保険証取り上げ・「資格証明書」発行が、滞納者への制裁的なものになっていると指摘。保険料を払いたくても払えず、病院に行けずに亡くなった事例を紹介し、@「資格証明書」発行の義務づけをやめるよう国に求めるA市町村国保会計への府の交付金の条件に含まれる「『資格証明書』発行」を改める−ことなどを要求しました。
 橋下知事は、「払わなくてもサービスを受けられるのは不公平。日本がパラダイスではない」などと述べました。


2010年3月20日付「しんぶん赤旗」より