大阪府議会が開会 共産党くち原議員が討論
大阪府9月定例府議会が19日開会しました。会期は10月15日まで。日本共産党は29日に堀田文一府議が代表質問をし、一般質間は30日に小谷みすず、10月1日に、がもう健の両府議が行います。大阪ミュージアム構想の推進へ基金を設置し、寄付金を財源として一億円を積み立てる補正予算案など43議案のほか、府民施策切り捨ての「大阪維新プログラム案」や、府庁舎のWTC(大阪市の南港)への移転案などが重要な課題となります。
開会本会議で橋下知事は、「『改革第2ステージ』のスタート」とのべ、関西州の実現や大阪の将来像策定へ意欲を見せました。
9月末で任期が満了する教育委員会委員2氏の後任として小河(おごう)勝、陰山英男の両氏、政務調査費の「目的外」支出として元職を含む府議14人に返還を求める訴訟について、それぞれ賛成多数で同意しました。
教育委員会委員について日本共産党は、文科省路線推進の立場の陰山氏を不同意としました。
政務調査費について日本共産党は、各議員が会派に調査委託費として拠出している264万円(年額)の2分の1が目的外」にあたるとされ、元職を含む9人が返還を求められています。くち原亮議員が討論に立ち、日常的・系統的・総台的な調査研究活動をすすめるために党議員団として専従職員を雇用していることをのべ、「府議会事務局も認めてきたものであり、外部監査でも目的外はないとしている。
支出が適正なのに返還せよというのは道理がない」と批判し、反対しました。
2008年9月20日付「しんぶん赤旗」より