75歳以上の医療を守れ 国に改悪撤回求めよ せりう府議

 5日開かれた府議会健康福祉常任委員会で日本共産党のせりう幸一府議が初質問し、後期高齢者医療制度、介護保険主任介護支援専門員研修などの問題で質問しました。
 来年4月から施行される75歳以上の後期高齢者医療制度について、せりう議員は、大阪では介護保険料と合わせると月1万2千円から1万4千円と全国に比べて高い保険料となる可能性を指摘。「もっと下げるべきだ」と要求しました。
 同制度はさらに、受けられる医療が制限される重大な問題があることを指摘し、「さまざまな問題点を抱える制度は実施せず、撤回するよう国に求めるべきだ」と主張しました。
 府は、「全国一律の制度で国において対応されるべきもの」と答えるにとどまりました。
 主任介護支援専門員研修問題では、府独自に受講要件を設け、受講者を選抜したために、昨年は259人の受講希望者のうち、103人しか受講できませんでした。
 せりう議員は、「困難事例が増えており、主任ケアマネジャーの養成は質とともに数も求められている。意欲のある人全員が受講できるようにすべきだ。事前選考は必要ない」と主張しました。
 府は、「国の基準に加え、よりレベルアップをはかるために行ったもの」と答えました。
(2007年10月10日付「しんぶん赤旗」より)


2007年10月10日付「しんぶん赤旗」より