堀田府議 高齢者の医療費負担増 知事の認識ただす
府議会健康福祉常任委員会でこのほど、日本共産党の堀田文一議員が高齢者医療の問題を取り上げ、太田知事に質問をしました。
来年4月から70−74歳の高齢者の医療費負担が1割から2割に引き上げられます。負担拡大によって医療費が払えない人、払えないから病院に行けない高齢者が増えることが心配されています。堀田議員は高齢者が医療費の2割負担に耐えられると思うか」と知事の認識をただしたのに対し、太田知事は「現役世代との負担の公平性の確保をする点から見直しが行われたもの。低所得の方へは自己負担限度額が据え置かれるという配慮がされている」と答えました。
また、同時に、75歳以上の高齢者全員がこれまでの保険から、後期高齢者医療制度という新しい保険に移行します。そのため新たに保険料負担(年金から天引き)が発生し、年金受取額がさらに減るなどいっそう生活が苦しくなります。
堀田議員は「高齢者の生活に対する影響は重大。保険料を払うことができない無年金者、少額年金者への対策はどうするのか、また、保険料を払えない人から保険証を取り上げるのか」とただしました。太田知事は、「無理のない範囲の負担で、所得水準に応じた軽減措置を講じる」と答弁しました。
2007年3月24日付「しんぶん赤旗」より