少人数学級、効果あり あべ府議が知事に拡充要求
府議会教育文化常任委員会でこのほど知事質問にたった日本共産党の、あべ誠行議員は、府がすすめる少人数学級を小学3年と中学1年に拡充するよう求めました。
あべ府議は、全国46道府県に広がっている少人数学級の教育効果は、文科省の調査でも「学力が向上した」(98.7%)、「不登校やいじめが減少した」(88.9%)などと報告され、府教委の報告でも同様の効果があると指摘していることを示し、知事がわが党の代表質問に少人数学級の拡充は「考えていない」と答えたが、必要性がないとの考えか、財政的に困難ということかとただしました。
さらに、あべ府議は、知事の「未来への投資はためらわずに行い、みんなで子どもを大切に育てる」という2期目にあたっての決意に変わりがないなら、少なくとも、国に少人数学級の早期実現を要求する、府としても他の学年でも実施する方向で検討するよう提案しました。
太田知書は「教育は府政にとって最重要課題と認識している。どのような教育の形がふさわしいか35人学級の問題を含めてしっかり考えてみますけれども、35人学級編成問題については現状の方法を前提に考えていきたい」と答弁しました。
2007年3月23日付「しんぶん赤旗」より