歯科医往診など駐車緩和を
 黒田議員に「検討」と府警

 大阪府議会警察常任委員会で5日、日本共産党の黒田まさ子議員が、歯科医師の往診、商店などの配達、住まいの修理などの仕事で駐車する車の駐禁規制の緩和を求めました。

 警察庁は、「駐車規制及び駐車許可制度運用の見匿しについて」の通達を出し、都道府県の公安委員会規則等を本年6月1日までに改正を行うとしています。

 黒田議員は、同通達の「駐車規制からの除外措置の見直し」に「医師の往診」という項目があることをあげ、「歯科医師の往診は入るのか」と質問。府警本部は「歯科医の訪間診療は、通達を踏まえ、現在検討している」と答えました。

 「駐車許可の見直し」で「駐車許可の対象を特定の用務に限定しない」となっていることについても、「貨物運送業の車だけでなく、商店の配達や製嚢の製品納入・メンテナンス業、住まいの補修・修理などの業者などについても審査および許可の対象になるのか」と質しました。

 府警本部は「駐車許可の申請があった場合には、駐車せざるを得ない特定の事情について十分に聞いた上で、審査し、駐車を許可することとしているしと答弁しました。

 さらに、黒田議員は「中小業者の経済活動を阻害しないような形で見直してほしい」と要求。府警本部は「ただいまの意見を承って検討する」と答弁しました。


2007年3月9日付「しんぶん赤旗」より